メディネット、東京大学及び新横浜メディカルクリニックと非小細胞肺がんに対する活性化自己γδT細胞療法の共同臨床研究を開始
株式会社メディネットは、平成18年3月1日、国立大学法人東京大学(東京都文京区、総長:小宮山 宏)及び同社の契約医療機関である新横浜メディカルクリニック(横浜市港北区、院長:金子 亨)との間で共同研究契約を締結し、同大学医学部附属病院呼吸器外科(助教授:中島 淳)の主導のもと、非小細胞肺がん に対する活性化自己γδT細胞療法 の安全性、有効性を探索するための共同臨床研究を開始いたしましたので、お知らせいたします。
肺がんの国内における死亡者数は、平成16年には59,922人 に上り、がんの部位別死亡原因の第一位になっております。本共同研究の対象疾患である非小細胞肺がんは、肺がん症例の約80%を占めており、転移が起こりやすく、病状が進行するにつれ局部のがん組織の切除のみでは治癒に至らないことが知られています。現状では同疾患に対して、外科手術に加えて複数の抗がん剤を組み合わせる多剤化学療法、及び放射線療法を併用した集学的治療が行われていますが、それらの治療効果は限定的であり、患者数の多さに加え治療が困難であることから、同疾患への新たな治療法の確立が望まれています。
本共同研究は、非小細胞肺がんに対する新たな治療選択肢を開発することを目指し、活性化自己γδT細胞療法の同疾患に対する安全性及び有効性を検討するため、同院呼吸器外科で肺がん治療を受けられた患者様10名を対象に、平成19年3月までの期間で実施される予定です。
メディネットは、免疫細胞の1つであるγδT細胞が、がん細胞に対して直接の殺傷能力を有することを基礎実験で確認しており、且つ、同細胞を照準とした大量培養の技術化にも既に成功しております。同社は、本共同研究においてγδT細胞をはじめとする同社保有の各種基礎データを同院呼吸器外科及び新横浜メディカルクリニックに対して提供するとともに、両医療機関が患者様に対して実施する採血、細胞加工、投与、診察等の結果から得られる新たなデータを収集し解析する役割を担っております。これらの取り組みにより、メディネットが保有する細胞加工技術及びノウハウに基づく活性化自己γδT細胞療法を用いた新たな治療プロトコルの臨床効果を評価、確認すると共に、非小細胞肺がんに対する新たな治療法の確立に貢献し得るものと期待されます。